日本語の「しばらく」は便利な表現ですが、スペイン語では状況に応じて言い方が変わります。 例えば、ちょっとの間なのか、当分の間なのか、今のところなのかによって使うフレーズが違います。 ここでは、よく使われる por un tiempo / por un rato / por algún tiempo / por ahora の4つを整理して紹介します。
1. por un tiempo
最も一般的な「しばらくの間」。 数週間〜数か月くらいをイメージさせ、英語の for a while に近い表現です。
- No podré asistir a clase por un tiempo. しばらく授業に参加できません。
- Voy a vivir en Madrid por un tiempo. しばらくマドリードに住みます。
2. por un rato
「ちょっとの間」「短い間」という意味。 数分〜数時間程度を指すことが多く、日常会話でよく使います。
- Voy a descansar por un rato. 少しの間休みます。
- ¿Puedes esperar por un rato? ちょっと待ってくれますか?
👉 長期間に対しては使えないので注意。
3. por algún tiempo
「しばらくの間(どれくらいか不明だが、比較的長め)」 por un tiempo よりも「当分」といったニュアンスが強まります。
- No volveré a mi país por algún tiempo. しばらく自分の国には戻りません。
- Estaré ocupado por algún tiempo. しばらく忙しいです。
4. por ahora
「当面の間」「今のところ」という意味。 将来的に変わることを前提に、現時点の状況を表すときに使います。
- No puedo trabajar por ahora. 今のところ働けません。
- Por ahora todo va bien. 今のところすべて順調です。
まとめ表
| 表現 | ニュアンス | 期間イメージ | 例文の訳 |
|---|---|---|---|
| por un tiempo | 一般的な「しばらく」 | 数週間〜数か月 | しばらく参加できません |
| por un rato | 短い間 | 数分〜数時間 | 少しの間休みます |
| por algún tiempo | どれくらいか不明だが長めの「しばらく」 | 当分(長期を含む) | しばらく国に戻りません |
| por ahora | 当面の間、今のところ | 状況が変わるまでの間 | 今のところ順調です |
このように「しばらく」と言っても、スペイン語では文脈に合わせて表現を選ぶ必要があります。 特に会話の中では por un tiempo と por ahora がよく使われるので、まずはこの2つを覚えると便利です。