スペイン語の querer の過去形(quería と quise)は、ニュアンスが大きく違うので要注意です。
1. quería(不完全過去, imperfecto)
- 「〜したかった」「〜が欲しかった」
- 背景や気持ちの継続を表す → I wanted(気持ちとして持っていた)
- やんわりした願望・丁寧な言い方 にも使われる
例文
De niño quería ser astronauta. 子どもの頃、宇宙飛行士になりたかった。
Queríamos un café, por favor. コーヒーをください(丁寧)。
👉 レストランで注文するときも、よく quería を使います(英語の I would like に近い)。
2. quise(点過去, indefinido)
- 「〜しようとした」「〜を強く望んだ」
- ある特定の瞬間の「意志」を表す
- でもしばしば「結局できなかった(失敗した)」という含みもある
例文
Quise abrir la puerta, pero no pude. ドアを開けようとしたが、できなかった。
Ayer quise llamarte, pero se me olvidó. 昨日電話しようとしたけど、忘れた。
👉 quise は「行動に移そうとした意志」にフォーカス。 👉 「欲しかった」よりも「(その時に)やろうとした」というニュアンス。
3. まとめ(ニュアンスの違い)
- quería = I wanted(気持ちがあった / 丁寧なお願い)
- quise = I tried to / I intended to(一度の意志・試み、でも失敗する含みがち)
4. 実用面でのヒント
✅ 「欲しい/したい」を丁寧に言うとき → quería が圧倒的に多い ✅ 「その時にやろうとした」 → quise を使う
会話例
👩🦰: ¿Querías algo más? (何か他に欲しかった?)
👨🦱: Sí, quería un poco de pan. (はい、パンを少し欲しかったです。)
👩🦰: ¿Por qué no me llamaste ayer? (昨日なんで電話くれなかったの?)
👨🦱: Lo siento, quise llamarte, pero estaba ocupado. (ごめん、電話しようとしたんだけど、忙しかったんだ。)
✅ 結論:
- 普通に「欲しかった」「したかった」を言うなら → quería
- 「やろうとした(けど…)」なら → quise
👉 実際にスペインでは、レストランで「Quería una cerveza.」って注文します。 「Quise una cerveza.」は不自然です😅