状況(机や頭を叩いて「インシャーラ」と言う)から考えると、 これはスペイン語の縁起をかつぐ・不運を避けるためのしぐさです。
🔹「Tocar madera(木に触る)」の意味
「¡Tocar madera!」(=木に触る) は、 英語の “knock on wood” と同じ意味です。
つまり:
「悪いことが起こりませんように」 「うまくいきますように」 「縁起を担ぐ」
という時に言う表現です。
💬 使い方と例文
| スペイン語 | 日本語訳 |
|---|---|
| Mañana tengo un examen… ¡toco madera! | 明日テストなんだ…(うまくいきますように)縁起を担いで木を触っとくよ。 |
| Hasta ahora todo va bien, ¡toco madera! | 今のところ順調だよ、(このまま続きますように)。 |
| Nunca me he enfermado, ¡toco madera! | 今まで病気になったことないんだ、縁起でもないけどね。 |
🔹なぜ「頭」や「机」を叩くのか?
本来は 「madera(木)」 に触るのが習慣ですが、 身の回りに木のものがないとき、スペイン人は代わりに:
- 木の机(mesa de madera)を コンコン と叩く
- または、自分の頭を軽く コツン と叩いて 「toco madera(=木に触る)」の代わりにする
…というユーモラスな習慣があります。
頭は「木でできている(=ちょっとバカっぽい)」という冗談でもあり、 笑いながら縁起を担ぐ、スペインらしい軽いジョークです。
🔹「インシャーラ(Inshallah)」との関係
あなたの先生が「インシャーラ(Inshallah)」も言っていたなら、 それはイスラム文化由来の言葉で、アラビア語で “God willing(もし神が望むなら)”=「うまくいきますように」 という意味です。
スペインではアンダルシア地方(南部)を中心に、 アラビア語由来の表現が文化的に残っていて、 冗談や願掛けのように「インシャーラ」と言う人もいます。
だから先生はおそらく:
(木の机や頭を叩きながら)「¡Toco madera, inshallah!」 =「うまくいきますように、神様のご加護を!」
という軽い冗談・縁起かつぎをしていたんですね。
🧠 まとめ
| 表現 | 意味 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Tocar madera | 縁起を担ぐ・悪運を避ける | 「木に触る」「うまくいきますように」 |
| Tocarse la cabeza | 木の代わりに頭を叩く(冗談) | 「木がないから頭を叩く」 |
| Inshallah | 神の思し召しあれ | 「うまくいきますように(神頼み)」 |
🗣️ 先生が言っていたのは、つまりこんなニュアンスです:
「(うまくいきますように!)インシャーラ、トコ・マデーラ!」 → 「縁起をかついでおこうね!神様のご加護を!」